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2011年9月

2011年9月25日 (日)

こんなこともあるんだねぇ~ 人と人の出会いにはホントびっくり!

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ミュージカル 最後の一葉 2011の舞台が幕を閉じ、その打ち上げも終わって、やっと2011年第2ステージのための稽古を本格的に開始しました。

プロジェクトチームが解散し、メンバーの入れ替えがありました。

Kanako&Nanakoの二人が中学のブラスバンドクラブのためにソレイユを退団しました。

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二人とも2年間という短い在籍期間で、歌も演技も実力的にはこれからという時なので、本当にもったいない!残念!という思いでいっぱいです。

でも、学校のクラブとソレイユの稽古が重なったりして、両立して活動するのが難しいのであれば、どちらかひとつに専念する方が本人たちのためだし、一緒に舞台をやる共演者のためでもあるので、この選択は仕方ないでしょう……。

できれば、舞台で主役を演じてほしかったですが……ブラスバンドでの活躍を祈っています。本当におつかれさまでした!これからもお互いにがんばっていきましょう。(本番の時のふたりの活躍については「ミュージカル 最後の一葉 2011 リポート」で後日くわしく紹介しますね)

さびしい別れもありますが、うれしいニュースもあります。

まずは、Ayakaがソレイユの正式な団員としてannoy完全復帰annoysun

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今まで高校生の正団員として活躍した人はいないので、学校と両立してできる限りがんばってほしいですね。Ayakaは歌手や役者としての実力だけでなく、人間的もとてもひたむきでマジメ、そしてよく気がつくし、なんでもテキパキ手伝ってくれる人なので、ぼくら指導者にとっても彼女の復帰はとても心強いです。

そして………な、なんと!

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Sakikaまで本格的に復帰することになりました! sun

これは本当に予想外の展開ですが、今回の「ミュージカル 最後の一葉 2011」の成功は彼女の大活躍を抜きには語れません。特に出演者としてだけでなく、「ふたりの約束」「ああ、腹へった!」などのミュージカルナンバーに振り付けを考案、演出するというクリエイティブな一面の活躍は本当に見事でした。

これからはパフォーマーとしてはもちろん、ソレイユの振付師としての活躍も期待したいですね。

そして…そして……第2ステージ一番のビッグサプライズは!

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shine新メンバーの誕生shineです。

Reetan&Tantanという姉妹ですが、実はこの二人と知り合ったのは今から2年前になります。Hirkata Shiny Kidsというこども合唱団で一緒に舞台に立ち、それからソレイユに見学に何度か参加していたのですが、いろいろな事情で入団は実現しませんでした。

その時に入団したのがMisato、Kanako、Nanako、Saori&Narumi姉妹、そしてSayaでした。

あれから2年が過ぎましたが、「ミュージカル 最後の一葉 2011」の舞台本番を見て、もう一度やってみたいという気持ちになってくれたようです。

長く時間がかかりましたが、こうやってソレイユの正式なメンバーとして一緒に舞台をやっていくことになったのだから本当にうれしいですね。

2011年第2ステージは多くのイベントやコンサートが予定されているので、二人ともがんばってくださいね~!

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▲昨日の稽古では、コメディ演技について、セリフ回しや間(ま)のとり方などをみんなで研究、実践しました。くわしい内容についてはまた次回書きますが、みんなともてうまくて、稽古場は爆笑の連続でした! happy01 smile happy02

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2011年9月23日 (金)

ミュージカル 最後の一葉 2011 打ち上げ (おまけ)

写真家のハッシーから、先週土曜日に開催した「打ち上げ」の追加写真を送っていただきました。

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▲この小さくてとってもかわいいゲストは、ナンシー梅川を演じたEmiさんのお嬢さま。heart04

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まだ2才ですが、もしかしたら数年後に舞台で共演しているかも……。未来は何があるのかわからないから、本当に実現するかもしれません。がんばってソレイユの活動を続けてなきゃね!

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つい数年前は一人でパフォーマンスするなんてできなかった人が、2年後には立派な表現者として大人数の前で芸を堂々と披露。休まず稽古を積み上げることで自分の殻(カラ)を破っていくメンバーの姿を見るのはうれしいことです。Saoriは「ミュージカル 最後の一葉 2011」の稽古から本番まで、ソレイユを引っ張ってくれた功労者だといえるでしょう。これからももっともっとがんばれ~!

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▲この二人も、舞台の共演をきっかけに強い絆で結ばれたようですね。本当にいいコンビでした。敦子と松枝が歌うナンバー「ふたりの約束」は今回の舞台で生まれた名曲で、安部先生もぼくも大好きな歌です。最高の振り付けを自ら考えたSakaikaの才能には本当に驚きます。アンケートの印象に残った役者のほぼ7割がSakikaだったのもうなずける大活躍でした。

そして、今回の舞台で歌唱力がグーンとアップしたYuriの活躍も素晴らしかった。次回作のコメディでさらなる活躍を期待しています。

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2011年9月19日 (月)

ミュージカルシアター ソレイユ2011年夏公演作品 『ミュージカル 最後の一葉 2011』の記録⑬ 小林健について

またまたミュージカル 最後の一葉 2011 リポートのつづき。

今回の舞台で薄幸の少年小林健を演じたのは昨年の8月までソレイユメンバーだったKokokoさん。今回はサポートメンバーとして参加してくれました。

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この小林健という役は、原作とソレイユ版ではキャラクター設定が大きく違います。原作では「いつか傑作を描く!」というのが口ぐせの老画家ベアマン老人

ソレイユはこどもが主役の劇団なので、O・ヘンリーの「最後の一葉」をミュージカル化するにあたって、ベアマン老人をまったく反対の少年にしました。そして、生まれつき重病のため家の外に一歩も出たことがない、外がどんな状態かまったく知らない世間知らずな少年というキャラクター設定にしました。

ただ、「偉大な画家になる」という夢を持っている設定だけは同じです。

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家の庭に迷い込んだ幸恵と出会い、彼女を自分の部屋に入れ絵のモデルになってほしいとお願いする健。彼にとって家族以外で初めて同世代の友達になったのが幸恵でした。

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しかし、世間知らずの健は、幸恵たちのような戦争孤児たちが外でどんな苦しい生活を強いられているのかもわからず無神経な発言をし、幸恵を激怒させてしまいます。

幸恵は、健の絵の上手さを認めつつも、

外の世界を何も知らないお前なんかに人を感動させる絵が描けるはずない。絶対に!

と言って去っていきます。

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幸恵の言葉に大きなショックを受けた健は、家を無断で抜け出し、幸恵たちが生活している廃墟にやってきます。

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ちょうど10才の誕生日でたくさんのお菓子をプレゼントされた健は、それをそっくり幸恵たちにあげます。しかし、幸恵はそんなやさしい健に対しても冷たい態度で接するのでした。

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健は死にかけている朋美のことを知り、最後の一枚となったつたの葉が散ってしまう前に自分に何かできないだろうか考えます。

そして、健は絵を描くことが得意な自分にしかできない最高のアイデアを思いつきます。

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しかし、そのためには台風の雨と風の中、家族が寝静まった深夜にもう一度外に出て行かなければなりません。ただでさえ、外に出ると病気の身体に影響があるかもしれないのに、強風や雨に耐えられるはずがありません。

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健はきっと大いに迷ったことでしょう。しかし、もしかしたら自分の命はあと数年で終わることを感じとっていたのかもしれません。

幸恵に「人を感動さえる絵が描けるはずがない!」と言われて、傷付いた反面、「絶対に描いてやる!」という芸術家としてのプライドimpactimpactがついたのかもしれません。

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健は暴風雨の真夜中に画材を持って家を出ます。typhoon rain typhoon rain typhoon rain 

                                (つづく)

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2011年9月18日 (日)

「ミュージカル 最後の一葉 2011」打ち上げ開催! 

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ミュージカル 最後の一葉 2011の舞台が大成功のうちに幕を閉じたのが8月20日。あれから約1ヶ月が過ぎましたが、ついに舞台のshine打ち上げパーティーshineを開催しました。

今回は、絹代を演じたAyakaと松江(大人)を演じたKanakoさんが残念ながら都合で参加できませんでしたが、それ以外の出演者のみなさんと写真家のハッシー、受付係りを担当してくれたNaoさんが忙しい中スケジュールを調整して参加してくれました。

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打ち上げといっても、もちろんソレイユメンバーは未成年なので、ジュースやお茶で乾杯!(本当の飲み会はあと10年後くらいだね……beer bar catface )

たこやきや肉まんなどの軽食と、舞台本番の時にいただいた差し入れのお菓子などを持ち寄って、みんなでありがたく頂戴しました。

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本番を収録したVTRができていたので、それをテレビで映しながらの打ち上げでしたが、みんな自分の映像を見るのが恥ずかしいみたいで、自分の顔がアップで映るたびに…

わぁ~!

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キャー!

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ウォ~!

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と、のけぞったり、逃げたり、大騒ぎ smile

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たしかに、自分の姿を映像で見るのは慣れないと恥ずかしいですが、自分の演技や歌声を客観的にチェックして、反省点を見つけ、今後の稽古で何を注意していかなければならないのか自分なりの課題を発見することが大切です。

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……ぼくから見たら、そこらへんのプロの女優さんよりいい表情しているし、みんなステキです。

今回の公演から入場料金をいただいたのだから出演者はみんなプロと同じ。あとはそれを自分で自覚すること。そのプロ意識を常に持つことによって、いろんな面で変わっていくはずです。

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当日のアンケートに書かれたお客様からの感想やご意見もしっかり読ませていただきました。

たくさんの好意的な意見の中に、上演時間が長かったというご意見がありました。

出演者の歌や演技の実力をもっとアップさせなければならないのはもちろんですが、舞台の見せ方や進行・展開という部分でももっと工夫し、お客様の集中が最後まで途切れないような舞台を上演できるようにしていくことが今後の課題ですね。アンケートに貴重なご意見を書いた下さったお客様に感謝!heart01

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▲「ミュージカル 最後の一葉」でとても重要なアイテムである肉まんをいただくメンバーたち。おいしかったぁ~ごちそうさまでした!

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この打ち上げで、「ミュージカル 最後の一葉 2011」プロジェクトチームは解散となりました。 weep weep

今回も初演の時と同じくらいすばらしいメンバーが集まってくれたおかげで、とても感動的な舞台がきました。ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました!

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▲ハッシーもたまには写真に入ってもらい…パシャッcamera

もちろん、反省点はたくさんあるし、今のレベルで満足していたら先はないので、次回作ではもっと完成度の高い舞台を上演できるように稽古していかなければなりません。…なりませんと言っても、舞台の稽古ほど楽しいものはないので、次回作があるということはとても幸せなことです。

さて、次の舞台にはどんな才能あるメンバーが集まるか?本当の楽しみ~heart04

舞台(ライブ)は人がいなけりゃ絶対にできません。

人間あっての舞台

生身の人間が集まり、同じ目標に向かって稽古を重ね、生きているお客様の目の前で劇を上演する。

時には悲劇を、時には喜劇を……

それは人生のすべてが濃縮された2時間。

その劇を見た人の人生そのものが変わってしまうこともあります。

永遠に語り継がれ、何百年後も上演されるかもしれません。

舞台の本番は幕が下りてしまえば消えてしまう一瞬の刹那のようですが、

実は、舞台芸術を愛する人々の魂がバトンをつないでいる絆の物語だと思います。それは太古の時代から現在まで脈々と続いているannoy世界共通、永遠普遍annoyの物語。

たとえどんなに技術が進歩しても、CGなんかが流行っても、舞台上ではシェイクスピアの時代と基本的に同じことをやっています。

人間がこの地球上に存在する限り、舞台は無くならないでしょう。その舞台人の一員であることに誇りを感じ、これからもできる限り精進していこうと改めて誓います。

…ちょっと大げさ。要は一度きりの人生を心から楽しみたいってことです。そこに楽しい仲間たちがいれば、なおうれしいですね happy02 smile

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過去の思い出は心の引き出しに大切に保存し、ソレイユは次の目標に向かってスタートです! よろしくお願いしま~す sun

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2011年9月16日 (金)

2011年 ソレイユセカンドステージ ついに開幕!

9月11日(日)は「くずは駅前いきいきイベント」に出演しましたが、その前日の土曜日がソレイユの2011年後半稽古開始日となりました。

ミュージカル 最後の一葉 2011」の本番が8月20日(土)に無事終了し、翌週は充電期間ということでお休み。9月3日から稽古再開予定でしたが、巨大台風12号が近畿圏を通過し「typhoon暴風警報typhoon」が正午過ぎても解除されなかったため安全を最優先して稽古中止しました。 weep

稽古を2週連続で休むのは、ソレイユ11年の歴史上かも……。年末年始でも2週間休むことはないですからね。

そのため、「くずは駅前いきいきイベント」用の練習は1回しかできませんでしたが、ステージプログラムは「ミュージカル 最後の一葉」のナンバーで構成していたので、なんとかなるだろうと予想しました。

今回は残念ながらAmiだけが家の都合で参加できませんでしたが、他のメンバーは全員集合。わずか2週間ぶりなのに、なんとなくみんな一回り大きくなった感じに見えました。やっぱり本番を経験し、それを乗り越えると人間は成長するということでしょうか…… bud bud bud

shine2011年ソレイユセカンドステージshineの予定……

・9月11日(日)「くずは駅前いきいきイベント」出演  【終了】

・10月?日(?) 「菅原小学校PTA主催すがらんど」にてミュージカル体験一日ワークショップ開催

・11月13日(日)ひらかた市民合唱祭2011 出演

・11月23日(水)「楠葉生涯学習市民センター秋の収穫祭」にてソレイユカフェ営業

・12月 日( )女声合唱団ロザ リサイタル ゲスト出演予定

今の時点でわかっているだけでも上記のステージが予定されています。happy01

もちろん、今年2本目の舞台もできたら上演したいと計画していますが、それは稽古の出来次第ということになりそうです。コメディやりたいなぁ~!heart04

9月最初の稽古は、まずは「ミュージカル 最後の一葉」の楽曲をみんなで歌うことから開始。みんなの歌声はとても力強く、無理のない美しい発声で、2週間前に舞台の本番が終了したとは思えないほど気持ちが入っていました。heart02

どんなに良い曲があっても、それを歌うのは人間。

どんなに感動的なお芝居があっても、それを演じるのは人間。

その肝心な人間が良くなければ、どんな歌でも芝居でも人々を感動させることはできません。

そう考えると、「ミュージカル 最後の一葉」の台本を書いたぼくも、ミュージカルナンバーを作曲した安部先生も本当にheart01幸せ者heart01です。素晴らしいメンバーたちに心から感謝!

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ソレイユメンバーには、たとえ他の人がソロで歌ったり、デュエットで歌う曲でも、その人たちに何かあればすぐにでも代役に立って歌えなきゃいけないのだから、上演するミュージカルナンバー全曲を一人で歌えるように指導しています。

だから今回のくずは駅前いきいきイベントでは、それぞれの曲を舞台本番とは別の人に歌ってもらうことにしました。

♪ 戦争孤児たちの叫び (all

♪ 縄張りの守れ! Ayaka & Saori & Narumi ……だったかな?)

♪ ああ、腹へった Sakika & Yuri)

♪ ぼくの夢 Kanako)

♪ ふたりの約束  (Ayaka & Saori)

♪ 妹を探して  (Saya)

♪ 生きた証~嵐の夜の真相  (Ayaka & Kanako & Nanako & Misato & Minori)

♪ 絵里華の告白~最後の一葉のテーマ  (Sakika & all)

みんないわゆる自分の持ち曲とは違う歌に挑戦だったので、本番前まで一生懸命練習していました。結果は、もちろんバッチリでしたよ!note

他の人が担当した歌にもどんどん挑戦して、『ミュージカル 最後の一葉』の再々演の時はどの役でも演じられるようになっていてほしいものです。

で、明日は稽古時間を使ってshine打ち上げ会shineをする予定です。本番のVTRをみんなで見ながら、ワイワイにぎやかにやりたいと思っているので、みなさんよろしくお願いしま~す! riceball banana cake cafe

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2011年9月12日 (月)

くずは駅前いきいきイベント出演!

本日11日(日)、くずは駅前いきいきイベントに出演しました!

ソレイユはこのイベントの第1回から参加していますが、今回は……

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メチャクチャ暑い時間帯、午後2時半過ぎからの出演で、しかも……

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いきいきイベント恒例の(?)annoy機材トラブル発生annoyで、本番直前に使用できるマイクが4本から2本に減ってしまいました。sweat02

でも!

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ソレイユメンバーは「ミュージカル 最後の一葉」のミュージカルナンバーを時間いっぱい歌い上げました。

その真剣でひたむきなステージは、お客さんたちの心を揺り動かしたと思います。

【プログラム】

♪ 戦争孤児たちの叫び

♪ 縄張りの守れ!

♪ ああ、腹へった

♪ ぼくの夢

♪ ふたりの約束

♪ 妹を探して

♪ 生きた証~嵐の夜の真相

♪ 絵里華の告白~最後の一葉のテーマ

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ステージ終了後は、Ayakaママさまからの差し入れのソーダアイスで乾杯!みんな汗びっしょりでがんばった後だったから、メチャクチャおいしかったです。本当にありがとうございました~note

くずは駅前いきいきイベントは、準備や後片付けなど大変だし、毎回トラブルが発生して100%納得のいくステージができませんが、ソレイユメンバーにとっても良い経験になるので、来年もきっと参加させていただくと思います。

さて、来年はどんなライブになるでしょうか……今から楽しみです!sun

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2011年9月 9日 (金)

ミュージカルシアター ソレイユ2011年夏公演作品 『ミュージカル 最後の一葉 2011』の記録⑫ 一幕前半編 絹代について

絹代は全編通じてわずかに3場面しか登場しない役なので、Ayakaは自分の役を稽古する時間より、他の人の稽古を待つ時間が長かったし、稽古を休んだメンバーの代役を演じてもらうことも多々ありました。

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もちろん、たとえ登場時間は少なくてもとても重要なキャラクターである絹代だから、もっともっと稽古したかったというのが本音です。しかし、他にできてない人、稽古不足の人を優先的にレッスンしなければ舞台全体のレベルが上がっていかないので、絹代の演技指導についてはほとんど本人に任せることにしました。

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「ミュージカル 最後の一葉」の登場人物の中で最も複雑で難しい人物が絹代です。

空襲で視力を失った盲人で、しかも男のふりをして生き別れた妹を探す絹代。これだけだと悲劇のヒロインだけど、生きるためにプロの泥棒集団のリーダーとしての汚れた顔も持っている……

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実はこの絹代役は、もともと普通の男の子をイメージして書き出したのですが、2008年初演前にキャスティングを予定したメンバーが退団してしまったので、急遽「男装する女の子」にチェンジしたのです。

でもそのチェンジがバッチリうまくいって、男の子よりももっとドラマチックな役、絹代が生まれたのです。

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「運命には無理に逆らうな、運命に素直に従えば新たな解決作が見つかる!」ということでしょうか。

最近は、舞台を創作していく上で、アクシデントや問題が発生した時には、無理にそれに逆らわずに、これは何かの啓示かもしれないと思い、素直にその流れに身を任せるようになってきました。

舞台本番前にはいろいろなことが起こるものです。良いことも悪いこともいろいろ乗り越えることが楽しいと思います。

絹代についても、当初の予想とは大きく違う設定となったために、初代のYukariさん、そして2代目のAyakaさんが演じることになりました。これもまたひとつの縁というか、巡り合わせですね。

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▲本番夜の部には初代絹代役のYukariさんが観に来てくれました。彼女も高校2年生ということで、ずっと女の子らしくなりましたね。また一緒に舞台できる日がくるかなぁ……。

敦子役同様、絹代の役も今回またひとつハードルが上がりました。

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                              (つづく)

まだまだ『ミュージカル 最後の一葉 2011』のレポートは続きますが、明後日の11日は京阪樟葉駅前で開催される樟葉駅前いきいきイベントに出演します。ソレイユの出番は午後2時半過ぎの予定です。『ミュージカル 最後の一葉 2011』の楽曲を歌います。

明日の稽古からソレイユの2011年セカンドステージ開幕です!最高のスタートが切れるようにみんなでいい稽古にしましょう。よろしくお願いします~

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2011年9月 4日 (日)

ミュージカルシアター ソレイユ2011年夏公演作品 『ミュージカル 最後の一葉 2011』の記録⑪ 一幕前半編 絹代について

昨日は大型台風の影響で枚方市にも暴風警報が発令されたため、9月最初の稽古は中止しました。

夏の舞台上演後、一週間お休みしてshine再始動shineする予定でしたが、稽古場が閉館するんじゃ仕方ない。こういう時は、思い切ってオフを楽しもう!…ということで、昨日は一日家の中でのんびり過ごしました。みなさんはいかがでしたか?happy01

…しかし、来週の日曜日は、毎年出演中のくずは駅前いきいきイベントに今年も出演することが決定しているので、そのための稽古をしたかったのですが。

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まぁ、ソレイユのパフォーマンスタイムは15分程度なので、きっと大丈夫でしょう。イベント前日の稽古でなんとかやっちゃいましょう!「ミュージカル 最後の一葉 2011」ソングメドレーを歌う予定なので、参加できる人は自宅で歌の練習をしておいて下さいね。くわしい時間はメールでお知らせします。

さて、昨日の四国・近畿は台風の猛威にさらされましたが……typhoontyphoontyphoon

今回の舞台『ミュージカル 最後の一葉 2011』でも、ストーリー展開において台風が重要な役割を果たします。台風の影響で強風が吹き荒れ、空襲によって焼けこげてボロボロになったつたの葉がどんどん散っていき、最後の一枚になってしまうからです。

今回は、「ミュージカル 最後の一葉 2011」キャスト全員の中で一番強力な台風の目となった絹代=Ayakaについて書きます。

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絹代は横浜大空襲に遭い、両親は目の前で爆死。自分も失明してしまう。生き別れてしまった妹の朋美を探すため男の姿に変装し、焼け跡の町をさ迷っているうちに、自分と同じように戦争孤児となった者たちと泥棒集団を作り、いつの間にかそのボスのような存在になってしまうという複雑な役どころ。

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絹代を演じるAyakaは、3年前の「ミュージカル 最後の一葉」を観て、ソレイユに入団した女の子。今は高校一年生です。

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Ayakaは高校入試のためにしばらくソレイユを休団していましたが、この「ミュージカル 最後の一葉」の再演が決定すると「ぜひ出演したい!」と彼女自身からメール連絡が届きました。Ayakaに出演してもらうならこの絹代しかないだろうということでキャスティングはすぐに決定しました。

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この絹代役、実は舞台の上演時間約2時間の中で登場するのがなんとannoy3場面だけannoyなんです。(オープニング・エンディングは入れず)

えぇっ!ということはメチャクチャ脇役やん!と思ってしまいますよね。でも、実はとっても重要な役で、最高においしい~役なんですよ。ホント!smile

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おいしいポイント①、ミュージカルナンバー「妹を探して」をソロで歌う。note

この曲はとっても歌唱力が必要で、ただ歌が上手なだけでは表現できない難しい歌です。2008年の初演でも、当時ソレイユの中で一番歌がうまかったYukariさんに演じてもらいました。

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とってもドラマチックに展開をする歌で、この「ミュージカル 最後の一葉」の中でも一位、二位を争うほどの名曲だと思います。安部先生が作曲したミュージカルナンバーの中でもベスト3に入る作品らしい。(安部先生談)もちろん、ぼくも大好きですな歌です!heart04

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Ayakaはこの「妹を探して」を力強く、時にはせつなく、まさに魂を込めて歌い上げました。観客のみなさんはAyakaの表現力の豊かさに圧倒されていたようです。ぼくも胸を打たれました。weep

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もしかしたら、実際に当時の横浜に中嶋絹代という人がいて、その絹代の魂がAyakaに乗り移りって歌わせているのではないか…。そんなふうに思えてしまうような、まるで魂の叫びのような歌でした。

人を心から感動させるのはテクニックや見た目ではありません。それよりもっと必要なのは歌い手、演技者のheart01(たましい)heart01です。

真心のこもっていない歌や演技は、例えどんなにうまくても、どんなに美しくても、人の心を根底から揺さぶるような感動を与えることはできません。本当の感動とはそういうレベルではないのです。

ある一曲の歌が、人の人生を変えてしまうことがあります。

ある役者の演技によって、人の人生が変わることがあります。

それを見た人が「感じて、動く」ことが「感動」なのです。

「感動」とは、ただ単に「良かった!」「ステキだった!」ということではありません。

その時いくら良くても、翌日には忘れてしまうようなものを感動とは呼びません。

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▲ソレイユ入団した当時のAyaka(左)。Yukariさん(右)と絹代役の新・旧キャストのツーショット。Yukariさんの歌と演技が、Ayakaの人生に大きな影響を与えたということですね。すばらしい~!

2008年の「ミュージカル 最後の一葉」初演を観客席で観たAyakaが、その時の舞台に感動し、自分もこの舞台に出演したいと思って行動し、3年後にその夢を実現させた。しかも、もっとも熱望していた絹代役で。

その事実が、真のshine感動shineではないでしょうか。

運命という言葉を使うのは簡単ですが、その運命を切り開いたり、運命の糸をしっかりと自分の手でつかみ、たぐり寄せるためには、自分自身が行動をしなければなりません。

Ayakaは、自分自身の努力でその夢を実現させました。

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                      (つづく) sun

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2011年9月 1日 (木)

ミュージカルシアター ソレイユ2011年夏公演作品 『ミュージカル 最後の一葉 2011』の記録⑩ 一幕前半編 敦子について

敦子が高級クラブで歌う「マイ・ブルー・ヘブン」について、最終的にはすべてSakika本人の決断に任せることにしました。 think

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稽古が進んでいくうちに、あまりにも敦子の印象がずば抜けてて、このままでは他の役者全員がかすんでしまい、『ミュージカル 最後の一葉 2011』の舞台全体の印象のすべてがSakikaに一色になってしまう恐れが出てきました。

もちろん、役者は舞台に立ったらどんな脇役でも自分が主役!と思って演じなければいけないし、観客全員の印象に残る演技をした役者が勝ちです。だからSakikaは問題ナシ。共演者が喰われない努力をするべし! angry

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敦子がとっさにインチキ言葉を使って歌う場面は絶対おもしろくなるはずだけど、中途半端に演じたらきっとそのおもしろさは観客に伝わらない。敦子を演じるSakika自身がノリ気でないなら、そのままノーマルな歌詞で普通に歌っても別に問題ないし、敦子の見せ場がひとつ減るぐらいで丁度良いかもと判断しました。

そして本番当日のリハーサル。

Sakikaがどちらを選択し、どのように歌い、演じるのか………?

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彼女は「インチキ言葉」で歌い始めました。

きっとかなり悩んでしょうが、最終的に難しい方を選びました。ぼくはその勇気に拍手を送りました。

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もちろん2回の本番でもバッチリ決まって、この舞台のもっともスリリングで痛快な場面になりました。Sakika、本当にご苦労さまでした!

…ちなみに、この意味不明な「インチキ言葉」もSakika本人が考えました。happy01

そして、照明とBGM・効果音の音出しを担当していたぼくにとっても最も緊張した「Sing!Sing!Sing!」のダンスシーン。これは2回とも完璧とはいかなくて少しミスってSakikaの足を引っ張ってしまいました。ゴメンナサイ! weep

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▲本当にいい表情で踊っています。最後の帽子投げもバッチリ決まりました!

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その他、敦子と松枝のテーマ「ふたりの約束」もSakikaの振り付け。

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さらに、美子と珠江が歌う「あぁ、腹へった」もSakikaの振り付けと指導によって誕生。

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…ということで、今回の舞台でSakikaが残したshine功績shineは言葉ではいい表せないほどです。

敦子役のハードルもすごく上がりました。upupup

次回この「ミュージカル 最後の一葉 20??」を上演する時、Sakika以上にこの役を演じ、歌い、踊ることができる人が出るでしょうか? shock

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う~ん、とってもむずかしいでしょうね。でも、Sakikaの存在を軽々と超える役者が出てきてほしいものです! run

今回、Sakikaのがんばる姿が他のメンバーに与えた影響はとても大きくて、彼女の存在によって全員がまとまったと言っても過言ではありません。一緒に舞台やれたことは2011年最高の思い出になりました。感謝!

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…Sakikaとはやるだけのことやりきったし、もう本当に悔いはありません。そろそろ旅立ちの時が来たようです。お互いに。

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これからはもっと大きくて、厳しい環境で稽古に精進し、さらにハイレベルな活動をしていくべきだと思います。そして、歌や演技だけでなく、あいさつや他人に対しての言動など、いろいろ勉強を積み、人間としてもっと魅力的で、尊敬される人に成長していってほしいと願います。 heart04

これはこっちの勝手な想い。どうするか?どの道を選択していくかは本人次第。これからはSakika自身を主人公とした舞台を観客として見続けていきたいと思います。さて、どんなストーリーになっていくのか……。

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ところで、敦子はその後、どんな人生を送ったのでしょう?

ぼくの想像では……

敦子は進駐軍の兵隊を通じてアメリカのショービジネス界の人間にスカウトされ、ブロードウェイに進出。人種差別や偏見と戦いながら着実にキャリアを重ね、数々のステージで観客を魅了した。日本と世界の文化交流の橋渡し的な役割も努めて、引退後はハワイで悠々自適な余生を過ごしている……。

みなさんのイメージはいかがでしょうか?smile

敦子=Sakikaについては以上です。(まだ書き足りない部分はありますが…)

次回は、その存在感の大きさと魂の入った歌と演技で観客の心を揺り動かしたあの人について書きます。お楽しみに~! sun

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